贅をつくし贅に召す
肥育期間980日以上
じっくりと肥育に時間をかけた牛の肉は、加工後も日持ちが良く質の高い肉となる。
出生後980日以上、じっくりと日数をかけて、牛の健康的で豊満な体をつくり上げていく。
出来たての飼料を食べ頃に与える
一般的な飼料は一度に大量につくられ大型の貯蔵タンクに保管されるが、天候によるタンク内の温度変化は飼料の劣化につながる。「良質な飼料は良質な体をつくる」その考えの下、その日に与える餌は、毎日3時間かけてブレンドし出来たてで一番食べ頃の飼料を与えている。
自動化に頼らない牛との対話
一頭一頭の発育や健康状態を細かく観察しながら、それぞれの状態に応じた給餌を、敢えて自動化することなく牛とコミュニケーションを取りながら表情や状態などわずかな変化も見逃すことのないよう、よく観察しながら手やりで給餌を行っている。
ストレスフリーな環境づくり
外部のストレスを受けやすい神経質な面を持つ牛は、ストレスが原因で拒食となることもしばしば。できるだけストレスフリーな環境で育てることが良質な肉の生産には欠かせない。牛の性格や健康状態を見極め、時には牛同士の相性にも配慮しながら一頭一頭丁寧な環境整備をしている。
HACCP認定農場
食品に携わる者の責任として衛生管理を徹底しています。未然の対策と徹底が牛肉の安全性だけでなく、牛の病気の予防にもつながり大切な牛の健康を守る。当牧場はHACCPの手法を導入し原材料の入荷から出荷に至る全工程の中で、徹底した衛生管理に努めている。
<<弊社の衛生管理方針>>
1.私たちは、HACCPシステムを取り入れた衛生管理を行うことで安全な「肉牛」を生産し、お客様から安心して食して頂けるよう努力して、社会貢献を致します。
2.私たちは、地産地消を考え、日本産飼料や耕種農家との連携を行い、牛の健康を第一に考えた飼養管理を行います。
3.私たちは、「牛肉」の安全確保のために必要な知識・技術の習得に務めるとともに、各種関係法令などを遵守致します。
4.私たちは、従業員全員が衛生管理方針を理解し、飼養衛生管理の改善を行います。また毎年、飼養衛生管理の目標を設定することで、その見直しと改善を行います。
特許取得済みの肥育方法
ただお客様に安心して美味しいお肉を届けたい、その気持ちだけで数々の試行錯誤を繰り返し、最高の肥育とは何か、牛と向かい合ってきた。ようやく産み出した肥育方法は私達の汗と涙の結晶。特許を取得したが、これからも最高とは何か、牛と向き合い続ける。
牛にかけるものたち
繁殖スペシャリスト
牛肉の美味しさは「良質な血統」と「餌」、そして「環境」。
この3つの条件で決まるといわれています。
「和の奏」を生産するなごみ農産には、豊富な経験と高い知識を持ち合わせた繁殖のスペシャリストが良質な血統を護り繋いでいます。
繁殖牛の安定的な出産には、日頃から適正な飼養管理や徹底した衛生管理、そして受胎時期の見極めなど、きめ細やかな管理が必要です。知識や技術に溺れず、時には長年の経験から刷り込まれた職人の勘を働かせながら、常に牛と向き合い健康で良質な繁殖牛の目安である一年一産(1年間に1頭の出産)を目標に取り組んでいます。
肥育マイスター
食用として利用されるのは牛の体の筋肉にあたる部分。
いくら体が大きくとも余計な脂肪ばかりが多ければ「良い牛」とはいえません。
そのため牛の肥育では、単に牛を太らせるのではなく、余分な脂肪をつけないように、エサの配合や給与法、さらには飼育法まで徹底した管理が必要です。
なごみ農産の肥育マイスターは、日々、牛の健康状態を観察し、その日の状態に応じたエサの配合や量を調整するだけでなく、ストレス軽減、環境改善、運動促進など、牛の微妙な変化にも敏感に察知しながら、「良い牛」へと育つためのトータルコーディネートをしています。
飼料ブレンダー
人であっても牛であってもカラダの基本は「食」にあります。
なごみ農産では飼料産地を国産に限定するだけでなく、飼料の配合にもこだわりを持っています。
多くの畜産農家がタンクに貯蔵した飼料を与える中、なごみ農産の飼料ブレンダーは毎朝3時間かけて、牛の生育状況に応じた新鮮な飼料を自社でブレンドしています。
鮮度が高い飼料は安心して与えられるだけでなく、食いつきも良く安定的な食欲となって健康増進に大きく貢献します。
「美味しい肉をつくる飼料とは?」飼料ブレンダーは日々、研究を重ね、より健康的で嗜好性の高い飼料を追及しています。